2001年12月5日
沖縄県の滝といえば、西表島のマリュード滝やピナイサーラ滝が有名だが、どっこい沖縄本島にもこれらに負けない滝があった。
名護バスターミナルから辺土名行のバスに揺られること1時間。奥間リゾート前で下車、「道の駅」で滝までの地図を入手して歩き出すと、約20分でキャンプ場に到着する。ここからはきれいに整備されてはいるが、アップダウンの激しい遊歩道を川伝いに40分ほど歩くとようやく比地大滝だ。
那覇周辺では「水」とは縁遠いという印象の沖縄だが、北部では一転して豊かな水量の景観が展開される。比地川もそのひとつで、手付かずの自然に包まれた美しい遊歩道だった。
と言いたいところだが、ちょっと整備されすぎているというのが正直な印象だった。もっとも板張りの遊歩道が無ければ、そこは正に「道無き道」。川底を歩かなければならない箇所もあり、1日がかりでようやくたどり着けるという幻の滝で、とても私には到達不可能だろうから、贅沢な悩みというところか。