ケプラーチャレンジを走ってみたい!
と考えている方のために、ポイントをまとめました。ご参考まで。
(あくまでも2002年当時の情報なのでご注意を!)
エントリー方法
ケプラーチャレンジのホームページがあるので(http://www.keplerchallenge.co.nz/)、そこから参加したい旨メールする。申し込み用紙が郵送されてくるので、その指示に従い、あとは参加承認通知が来るのを待つのみ。ただし300人の人数制限があるので、HPをこまめにチェックし、早めの対応が安全。
なお参加費は約8000円(記念品はケプラーチャレンジのロゴ入りウエストバック)。Tシャツは別途約1800円が必要。
テ・アナウへのアプローチ
12月上旬の南半球は初夏、オーストラリアと併せて観光シーズンになる。また、ニュージーランドへアプローチするための航空便は少なく、高い。直行便は極めて高く、しかも旅行代理店に押さえられているためまず不可能。お近くの格安航空券屋さんに相談したほうが良いだろう。
ちなみに、テ・アナウはクイーンズタウンからバスで約2時間かかる。クイーンズタウンも海外から直接アプローチできないので、日本からのアプローチとしては、まずオークランドまたはクライストチャーチに入り、そこからクイーンズタウンへ、さらにバスでテ・アナウへという経路になる。バスの運行時間については要確認。
コース特徴
前半30kmは1400mの山越え、後半はひたすら森の中を走る。
前半の山岳コースはまわりに風除けとなる木が全く無いため、悪天候になると大変厳しいと思われる。やはりウインドブレーカーの携帯が必須というレース規則も頷ける。しかし、この吹きさらしの山岳コースは2時間ほどでクリアでき、実はそのあとの森の中を走り続ける後半が精神的に厳しい。
給水所には水、バナナ、オレンジ、ゼリーしか無い。長丁場になるので何かお腹に貯まるものを持って行くことをお薦めする。
レース準備(持ち物)
以下のものを携帯しないとレースに出場できない。
○ウインドブレーカー上下
(通常のウインドブレーカーで合格)
○ロングスリーブシャツ
(厚手のものでないとダメ。登山用品店で要調査)
○タイツ
(CWXで合格)
○毛糸の帽子
(私は日本のコンビニで買ったが、お土産を兼ねてオールブラックスのロゴ入りを買ったほうがよかったかも)
○手袋
(軍手で合格)
○サバイバルブランケット
(登山用品店にある、表面が金属光沢のもので合格。本当の毛布を持って走った人はいないと思う)
また、リストには無いが、給水ボトルもあったほうがよい。
レース準備(心構え)
前半の山岳マラソンの厳しさよりも、後半まわりに人がいなくなってしまう中ひたすら走り続ける方がきつかった。筋力よりも、ひとりでもめげないという慣れが必要。
ニュージーランド(テ・アナウ)について
「この時期のニュージーランドは夏で暑い」という思い込みは危険。
テ・アナウは緯度的には稚内と同じ。特に朝は10℃以下になり寒いくらい。ジャンバーは必ず持っていくこと。また雨も多い地域なので傘も必要。風景写真を撮りたいならば、晴れたとき間髪おかず撮っておかないと二度と撮れない。
なお、テ・アナウの街にはスポーツ用品店、スーパー、ファーストフード店などひととおりあるので、結構日本と同じ感覚で過ごせる。
最後に時差。日本との時差は4時間(早い)だが、それより夜10時になっても明るい環境に戸惑いそう。勘違いして夜更かししすぎないように。
費用について
今回の私の交通費は以下のとおり。
○成田-クライストチャーチ往復航空券(97000円:於HIS)
○クライストチャーチ-クイーンズタウン片道航空券(16000円:於HIS)
○クイーンズタウン-テ・アナウ片道バス(約2800円:現地購入)
○テ・アナウ-クライストチャーチ片道バス(約3900円:現地購入。半額で事前購入した金額。本当はこの倍かかるはずだが、当日払おうとしても誰も受け取ってくれなかった。念のため言い訳)
成田-ニュージーランド直行便だと、それだけで20万円になってしまうが、香港経由の格安航空券でいったため、宿泊費を含めて約20万円で収まった。
必要な日数
ただし経由便で行く場合、時間がかかる。今回は以下の日数が必要だった。
12月4日朝成田発→12月5日夕クイーンズタウン着
12月6日朝クイーンズタウン発→12月6日昼テ・アナウ着
12月8日朝テ・アナウ発→12月8日夕クライストチャーチ着
12月9日朝クライストチャーチ発→12月9日夜香港着
12月10日昼香港発→12月10日夜成田着
すなわち12月7日のレース以外はすべて移動に使っても7日間必要であった。