1996年9月22日、1997年9月28日、1998年9月27日、2000年9月24日の4回出場。

(なお、2004年と2005年にも参戦してます。報告はこちら。)

角館駅から徒歩約10分の広域交流センターを早朝スタートして一路北上。鷹巣駅近くの鷹巣阿仁広域交流センターがゴールのワンウエイ100キロコース。
途中比立内駅付近で6時間後に50キロの部がスタートする。
100キロ参加者がばらけてきたときに合流してくれるので、ひとりぼっちになることがなく、精神的に心強い。

前半のハイライトは、ちょうど40キロ地点にある大覚野峠越え。
スタート時は雨が降ることが「お約束」の大会だが、この峠を通過するときには日差しが強くなるとの印象がある。そんな中をようやく峠にたどり着くのだが、実はここから50キロの着替えポイントまでが非常につらい。
100キロほぼ全域がほのぼのとした田園風景なのだが、40~50キロだけが、車しか通らないような殺風景な山の中。他の参加者に聞くと、やはり同意見のひとが多い。

私はこれまで100キロマラソンに4回出場しているが、そのすべてがこのレース。
それほどまでに私を惹きつける魅力は何か?
このレースの90キロ地点には合川という町がある。
この町こそ、私の(現時点での)ベストレース「北欧の杜アドベンチャートライアスロン」が開催された町である。
とにかく、この町までは走り続けたい。否、もうすぐ合川町に着くんだ。
100キロマラソンの中で最も苦しい80キロ地点から90キロまでの路は、私がこころのふるさと合川町に初めて訪れた際に車で通った道である。
この区間を走っているときは、何とも知れん懐かしさがこみ上げてくる。

もしかしたら、私は100キロ先の鷹巣を目指しているのではなく、この合川町を目指しているのかもしれない。