2012年7月7~8日 みちのく秋田チャリティーラン&ウオーク大会 12時間走の部
JR奥羽本線「横手駅」下車。ふるさと村行バス終点から徒歩15分のグリーンスタジアムよこてが会場。一周1.52kmのコースをひたすら回る設定。7日土曜日15時から8日日曜日15時までの24時間走および24時間リレーがメインレースだが、この他に12時間走および6時間走が設定されている。12時間走は7日21時スタートと8日3時(!)スタートの2種。6時間走は7日21時スタートと8日9時スタートの2種。私は、7日21時スタートの12時間走に参加。これだと7日21時から8日9時までのレースとなり、宿泊費ゼロで参加できる上、土曜日会場へのアクセスも、日曜日レース後の帰宅も比較的ゆったりしている。徹夜ランに抵抗がない人にはお薦めのレース。
私は、初マラソン、初トライアスロン、初100キロすべてが秋田県。秋田県に住んでいたこともないのに、なぜかマラソンだけは秋田県と相性がよい。ここまできたら、初長時間走も秋田県にしてしまおうと、実は前々から狙っていたレースがここ。はじめての12時間走。これまで一生懸命走ればゴールが近づいてくるレースしか経験していなかったので、どんなに早く走ってもレース終了時刻は変わらないという設定に対応できるかが不安だったけど、終わってみれば意外なほど普通のレースと同じ感覚で走りきれた。
コースは、エイドステーションのあるスタート地点から平坦な500メートル→結構きつい登り坂500メートル→同じ坂をUターンする下り坂500メートルというもの。周回ごとにエイドステーションが待っているという楽しみもあるが、きつい登り坂も毎周巡ってくる。一周ごとに赤い輪ゴムが渡され、10本集まると緑の輪ゴムに変えてもらう。これを時間までひたすら繰り返すだけなのだが、この一周のリズムが慣れてくると結構心地よい。エイドステーションは豊富だし、休憩室もあるので仮眠をとることも可能。
7月とはいえ、梅雨時の秋田の夜は寒いだろうと長袖シャツとハーフパンツでスタートしたが、これが失敗。走り始めると結構暑いのだ。10周(15km)走ったところで半そでに変えたが、それでも汗ばむくらい。しかし気になったのはそのくらい。夜中に中だるみが来ることもなく、3時半ころからは白んでいく空を眺めながら、ああ、新しい一日が始まるのだ、などど感慨にふけりながら快適に走ることができた。12時間といえば100kmのベストタイムに近いので、だいたいどのくらい走れるかが何となくわかり、逆にその距離を目標にできたことから、初めての長時間走というより80kmレースに臨んだ感覚だった。
大会運営も素晴らしかった。24時間という長丁場を盛り上げてくれたスタッフの方々。真夜中でも一周ごとに「お帰りなさい」「がんばって」と声をかけ続けてくれる。カレー、うどん、横手やきそばなど、次々にふるまってくれるので、体重が増えたのではないかと心配になるほど。
会場内で温水シャワーが使えるのがうれしいところだが、シャンプーやせっけんは設置されていないので注意。むしろ横手駅近くのホテル内に温泉があるので、そこでゆっくりするのがおススメ。
さて、来年はどうしようか。
私が会場についたときにはすでに走り始めており、私が帰る時もまだ走っていた24時間走のランナー達。なんとなくうらやましく思ってしまうのが悪い癖。う~ん。参加してしまうかもしれない。