2003年3月2日 佐倉朝日健康マラソン
京成上野駅から特急で約1時間(特急料金不要。片道700円)、京成佐倉駅下車。
駅前から会場となる「岩名陸上競技場」行きの無料バスが頻繁に出ている。ちなみにレース後も会場から京成佐倉駅行きの無料バスが用意されており、まさに至れり尽くせり。
そして会場にはランニンググッズや飲食物の売店がずらっとならんでおり、会場に早く着いてしまっても退屈しない。首都圏に近いこともあり、人気の大会であることが十分頷ける。
しかし、季節は正に花粉症。
さらに昨日の冷たい雨が嘘のように上がり、今日は晴天。しかも風が強い。否、強いという表現では甘すぎた。脳天に花粉直撃。横風を受ければ印旛沼に落ちそうになり、向かい風は壁となってランナーに立ちはだかった。かすみがうらマラソンがまだ1月に開催されていたときも風に悩まされたが、正に今日が強風ナンバーワン。大変な一日となった。
コースは、岩名陸上競技場をスタートすると、今朝降り立った京成佐倉駅に向かう。鉄道沿いに6km地点まで走るところまでは、風を意識しないで済んだ。しかし、吹きさらしの中を左折したとたんに、ゼッケンが引きちぎられそうな横風。「くわっ」と叫びながら前をみると、再び左折するランナーの列が見える。もしかしたら、この強風をまともに受けるのではないか。そのとおりだった。
この後のコースは印旛沼を中心に、複雑に向きを変える。そのたびに、横風あり、向かい風あり。もちろん喜ばしい追い風もある。場所柄、高橋尚子や有森裕子がトレーニングを積んだコースを走る。「尚子コース」と「裕子コース」があるようで、コース上に多くの標識が設置されていた。毎日こんな強風の日ばかりじゃないだろうが、印旛沼のほとりに「オランダ風車」があることろを見ると、かなり風に好かれた土地と思われる。そんな中をトレーニングしているのだから、強くなるはずだ。
私もあやかろうと、向かい風の壁に立ち向かいながら、何とか岩名陸上競技場にもどってきたのだが、そこから結構意地の悪いコース設定になっていた。35km以降はスタート時と同じコースをもどるのだが、なぜかラスト2kmからはぐるっと遠回りする設定になっていた。以前の掛川マラソンほどではないが、途中で2kmくらい伸ばしてもいいから、最後くらいは素直にゴールさせて欲しいものだ。
ゴール後は、200円払って預けた荷物を受け取る。そういえば2月に走った勝田マラソンでも100円払って荷物を預けるシステムになっていた。改めてお金を払わなくても、参加料から拠出すればよいと思うのだが。
帰りの京成線は空いていた。
普段は電車では座らず、ドアにもたれかかっていることが多いのだが、マラソンの後はやっぱり座りたいので、これには助かった。そういえば、レース中はまわりのランナーが途切れることがなく、参加者は結構多かったのだろうが、だからと言って走るのに邪魔になるほどではない。また行き帰りもちゃんと座っていけたことを考えると、コース・設備とランナーの数が実にぴったり合っている大会と言えるのだろう。
しかし、今度走るときは、風の無い日であって欲しい。