2010年3月21日 宿毛花へんろマラソン


宿毛の街に向かう河川敷。菜の花が美しい。

満開と言っても過言ではない、3月21日の高知県。
土佐くろしお鉄道「宿毛駅」または「平田駅」から送迎バスで会場の宿毛市総合運動公園へ。
(宿毛駅からは35分。平田駅からは6分。)
と簡単に書いたが、宿毛駅は高知駅から特急で2時間もかかるので、羽田から高知空港より、高知県内の移動の方が大変である。
この運動公園の体育館アリーナで着替えて、すぐ隣の陸上競技場へ移動するのだが、風が強く、結構寒い。
実は、昨日は汗ばむほどの気温だったが、夜になるとカミナリを伴った強烈な雨。はたしてレース当日はどんな天気になるのか不安たっぷり。雨こそは降らなかったが、朝方は黄砂に煙り、レース後半は強烈な風に悩まされる展開となった。
スタートは9時。陸上競技場から一気に下り松田川へ。
まずは松田川下流へ向かって10km宿毛の街で折り返し、上流へ向かって28km坂本ダム付近で折り返し、再び陸上競技場へ戻るT字型コース。18kmあたりから上り勾配+強烈な向かい風が始まり、これが結局折り返しの28kmまで延々と続く。このレースのマスコットは「はなちゃん」というゆるゆるしたキャラクターなのだが、コースはそんなに甘くなかった。歩きを入れるランナーも多く、フルマラソンというより、ウルトラに近い風景。
28kmで折り返すと、当然下り勾配が続く。
この下りが結構走りやすい絶妙な勾配になっているため、30km、35km、40kmと、普通のフルマラソンでは一番苦しいところをすんなりと走れるのが実にうれしい。最後の2kmは再び強烈な上りになるのだが、トータルすると走りやすいコースに属するだろう。
ゴール後は、鯛飯をいただく。まだ吹き続ける強烈な風がテントを揺らすのがちょっと怖いが、日差しは強く、寒さは感じない。風さえ弱ければ初夏と言ってもよいくらいだ。
体育館内にはシャワー。混んでいるとやだなと思っていたが、これが結構空いていた。当然シャンプーやボディーソープは無く、ただお湯を浴びるだけだったが、久しぶりに塩だらけになった体をリフレッシュするには十分だった。
会場から平田駅、宿毛駅までは再び送迎バスのお世話になる。
このレースは今年が2回目の開催。3連休の中日の開催とあって、観光を兼ねて参加しているランナーも多そうだ。今年高知といえばNHK大河ドラマ「竜馬伝」の影響で観光客が多い。ちょっとブームになりそうな宿毛マラソンでした。