2005年1月10日 志摩市ロードパーティー
中間地点は海岸を走る。アップダウンが多いこのレース中、唯一(?)ほっとできる区間。
35km付近のアップダウン。こんなブランチ型往復コースが多数。

2004年10月に誕生した「志摩市」を記念して開催されたレース。
名古屋から近鉄線特急で賢島へ。そこから船で10分ほど揺られた「ともやま公園」が会場。
(会場まで船で乗りつけるところが何とも味わい深い)

ともやま公園をスタートし阿児の松原までを往復する、基本的には1往復コースなのだが、途中多くのブランチ型往復コースが含まれている。このブランチは行きが下りなら帰りはもちろん登り。行きが追い風なら、帰りはもちろん向かい風。まさに折り返したとたんに天国と地獄が入れ替わる心憎い設定。このブランチ部分だけではなく、コース全体がアップダウンが多い、非常にタフなコース。

全体的に海が見えるかなと思っていたけれど、実際に見えたのは折り返しの阿児の松原付近だけ。
でも、この日は快晴だったこともあり、海岸通りから見る海が非常に青く、まぶしいくらい。しかもこの区間は平坦だったので、この区間をもっと走りたいと思ったのは私だけではないだろう。

実は、永年フルマラソンを走ってきたが、初めてストップウオッチを忘れてしまった。
距離表示は1km毎に出ていたので、ペースはつかめたが、やはり前半速く、後半落ち込むというパターンは相変わらず。前半何でもなかったアップダウンが、後半は息も絶え絶え。
何とかゴールまでたどりつくと、普通のマラソンとはちょっと違い、観客が取り囲んだ狭い道を走ってゴールするパターンだった。TVで見たトライアスロンでこのような設定があったが、アイデアたっぷりのレースだなあと感じさせてくれる、これまた心憎い設定だった。

会場のともやま公園の野外ステージと、その裏にある屋内運動場で着替え・休憩ができ、まわりには屋台も多く、有料・無料の食べ物や飲み物が豊富。「ロードパーティー」というネーミングからしてひとひねりありそうな大会だったが、期待に違わぬ楽しい雰囲気を味あわせてくれた。

ただし、スタートが10:30と遅めの設定だったので、走り終わってからが少しあわただしかった。15:30ともやま公園発の船で賢島へ。そして16:30発の名古屋行き特急へという接続。
(電車を待つ間のわずかな時間で、近くのホテルへ行き、大浴場で汗を流すという離れ業も達成)

このレースは最初に書いたように、志摩市誕生記念レース。
来年以降、レースが開催されるか不明だが、船で乗りつけられるレースにあこがれる方は、是非開催情報をチェックして欲しい。