2010年5月30日 泉ヶ岳アウトドアスポーツ トレイルラン ロングコース(30K)

 

仙台駅から地下鉄で15分ほどの泉中央駅。そこから大会の無料バスで45分揺られた泉ヶ岳スキー場がスタートフィニッシュ会場。スタート後の20kmはほどよいアップダウンが続く走りやすいコースだったが、北泉ヶ岳、泉ヶ岳と強烈なアップダウンが連続するラスト10kmは涙が出そうになるほど厳しいコース。

レース前日、仙台駅に降りたとたんに「寒い!」と感じるほどの小雨まじり。
雨のトレイルは避けたいと不安な一夜を過ごしたものの、その想いが伝わったのかレース当日は晴。
スタート直後はスキー場の強烈な坂を駆け上がるつらい走りだったが、その後20Kまではおだやかで、所要時間2時間半ほど。

トレイルレースはコース設定により所要タイムが全く読めないのだが、20K経過した時点で、ああ、このレースはたいしたことないかな、と思ってしまった。そのバチがあたったのか、20K以降の10Kの所要時間は20Kまでと同じくらいかかるほどの厳しさ。

後半10Kで北泉ヶ岳と泉ヶ岳の2つのピークを越える。
初めの北泉ヶ岳は登りも下りも厳しいの一言。特に登りはひざに手をついて体を持ち上げないと前に進めない。なんとも情けないほど脚力が落ちてしまったものだ。これからは昼休みのジョギングの際に、スクワットをプラスしようなどと今後のトレーニング計画をたてながら前進。

泉ヶ岳は辛いというより、怖い。
岩が多いこの山は、登りは比較的楽だったが、下りはどこに脚を乗せればよいかわからなくなるくらい歩きづらい。もともと下りはへたくそであることは十分自覚していたが、もう涙が出そうなほど。手を使いながら、とにかく転げ落ちることだけは避けたいという、超安全運転で少しずつゴールを目指す。

泉ヶ岳を下りきったらゴールまであと4K。
ゴール直前のスキー場の長い急な下りは脚に堪えるが、何とかゴールまで辿り着いた安堵感は、これまでのレースにはなかった感覚。

スタート前はちょっと寒いくらいの会場は、結構日差しが強く、汗ばむほど。レース後は会場から泉中央駅まで無料バスが準備されているのだが、このバスは途中温泉に立ち寄り、しかもそこで1時間待っていてくれるので、ゆっくりと温泉に浸かれるうれしい設定だ。

このレースでちょっと残念だったのが、荷物預けや更衣室が準備されていなかったこと。
更衣室はともかく、荷物は会場ロッジのコインロッカーを利用するしかなかった。
確かに車で来ている人が多く、みんなは荷物は車に入れて走ったのだろうが、私のように遠方から来たランナーにはちょっと不便。5月下旬という良い季節に開催されているので、今後遠方ランナーも増えるだろう。この点を解決すれば、人気の大会になること間違いなしなのだが。