2010年7月18日 おんたけウルトラトレイル

2年前に第1回大会に参加し、何となく気に入ってしまった大会。
走り始めたころは、7月末は富士登山競走や北欧の杜トライアスロンなど、個性的なレースが多く、この時期になると気分がうきうきしていたものだ。でも北欧の杜はレース自体無くなってしまったし、富士登山も最近は参加者が激増してエントリーしづらくなってしまった。他の面白いレースはないかなあと思っていたところにぴたっとはまったのがこのレース。当分続けて参加しそうだ。

スタートは18日の0時。
2年前と同じく、前日夕方から公民館で仮眠。
しかしスタート時間が迫っても、どうもテンションが上がってこない。走り始めても、眠くなるし、他のランナーと比べて自分のライトが暗くて走りづらい、などと頭の中が不満でもやもや。夜走るレースはもうやめようと本気で思ったくらい。

4時をまわりあたりが薄明るくなると、不思議と眠気がおさまり、体がしゃきっとしてくる。何とも現金なもので、これだから夜のレースは面白いと考えが180°変わってしまう。太陽のパワーは実に偉大。

第1回大会では普通のランイングシューズを履いて参加したために異常に走りづらかったが、今回はちゃんとトレイルシューズ。おんたけトレイルの砂利道を走るにはこのシューズが威力を発揮した。なるべく砂利が少ないコースを探して走るところは2年前と同じだが、多少の石を踏みつけても足の裏が痛くならない。安心してストレスフリーの走りができるところが実にうれしい。

と安心していたら、シューズの中に細かい石が入り込んだためか、足の裏にたくさんのマメができてしまった。レース中につぶすわけにもいかず、痛みを堪えながらの走りにかわってしまった。細かい石対策が来年の課題になりそう。

昨年の第2回大会は雨の中でのレースだったとのこと。私が参加した1回と3回大会は暑い中のレース。レース前半は夜。中盤は木陰が多いが、後半になるとまともに直射日光をあびることが多くなる。天然エイドで水を補給しながらの走りになるが、水分ばかりを取っていたためか、レース後宿で貧血気味になり、食事を摂れなくなってしまった。少し横になっていたらほどなく回復したものの、レース中およびレース後の補給方法も来年の課題になりそう。

100kmと銘打っておきながら、実は第1回大会は97kmだった。今年もそのつもりでいたが、今回は直前の雨でコースの一部が崩壊してコース変更。その結果105kmになってしまった。お得といえばお得なのだが。まあこれも山のレースにありがちなことと、あまり気にならなくなったことが今回の大きな収穫だ。

105kmを18時間ちょいでフィニッシュ。
来年はもっと余裕を持ってゴールし、このフィニッシュ会場で、ごろごろしていたいものだ。
などと、すっかり来年も参加するつもりになっている。
海の日の3連休は大人の夏休み。また楽しみが増えてしまった。