2010年12月5日 奈良マラソン

 

奈良遷都1300年を記念して開催された第1回大会。
エントリー開始2日で定員オーバーするほどの人気で、2011年に第2回大会も予定されている。

近鉄奈良駅から徒歩15分の鴻ノ池陸上競技場がスタートゴール会場であり、前日受付会場でもある。JR奈良駅からも行けるが、こちらの方が遠い。また専用バスも運行されているが、前日受付時はともかく、当日会場に向かうときはバスは避けた方が賢明。なにしろ会場に向かう路は渋滞で歩いた方が圧倒的に速そう。受付は前日だけなので要注意。私のような旅人は問題ないが、ちょっと遠目の日帰り圏内に住んでいるランナーは困ったのではないだろうか。

フルマラソンのスタートは9時。会場はランナーであふれかえっている。更衣室兼荷物預けの体育館は完備されているのだが、その体育館に近づくのが大変。体育館前はランナーがみっちり詰まっていて、体育館内にもぐりこむのが一苦労。

コースはスタート後大宮通りで朱雀門まで行き、折り返して奈良公園へ。その後天理までひたすら南下して天理高校で折り返し。再び鴻ノ池に戻るもの。平坦コースだと思い込んでいたが、20kmと30kmで通る白川大橋付近が結構きついアップダウン。往路はともかく復路は多くのランナーが歩いてしまうほど。

会場ではランナーが多くて大変だったが、走り始めると道幅が広かったためか、すぐに渋滞は気にならなくなった。また朝は寒かったものの、日中は汗ばむほどの好天。沿道では天国から忌野清志郎(!?)も応援に駆けつけてくれた。奈良公園以外は「奈良」っぽくなかったのが残念だが、沿道の声援が温かい、実に楽しいレースだった。

ゴール会場は出店でいっぱい。お腹が満ちたら、いざ温泉へ。
鴻ノ池の会場から「ゆららの湯」までバスが準備されている。「ゆららの湯」は奈良店と押熊店の2カ所あるのだが、いずれも帰りはこの会場までまたバスで戻ってこれるのがありがたい。私は押熊店に入ったが、広々としており実に気持ちいい。

第1回大会は、前日受付しかなかったことと、駅から会場までの路が徒歩・車ともに渋滞していたことがマイナス評価。第2回はそこが改善されていることを期待しよう。