2010年8月1日 第17回奥武蔵ウルトラマラソン

 

御存じ真夏の祭典。
自宅から一番近いウルトラの割には、実はこれまで参加したことがなかったのだが、47都道府県制覇の埼玉県2周目のためにあるようなレース。

JR八高線毛呂駅または東武越生線東毛呂駅から大会送迎バスで10分ほどにある毛呂山総合公園がスタート・ゴール会場。早朝7時にこの会場をスタートしてから会場近くを20kmほど走った後、鎌北湖から奥武蔵グリーンラインへ。県民の森で折り返し毛呂山総合公園へ戻る77kmコース。結構アップダウンが多く、しかも極めて暑い耐久レース。

この時期のウルトラはこのレースだけとあって、関東近郊のウルトラランナーが大集結。実に1200名を越えるランナーが交通規制されていない一般道を走るため、スタート直後は大混乱。特にゴルフに向かう車とランナーが混然一体となった田舎道は大騒ぎ。時ならぬ大渋滞となっていた。

覚悟していたとはいえ、このレースは暑さとの真剣勝負。
食べ物飲み物をたっぷり準備してくれたエイドに到着するたびに頭から水をかぶり、再びゴールを目指すという繰り返し。しかし、たくさんのエイドが準備されていたことと、各エイドの温かい応援が後押ししてくれて、精神的疲労感はほとんど感じなかった。

この日の課題は、上り坂でもしっかりと走ること。
ここ数年はウルトラレース後半の上り坂は歩くことが習慣になっていた。最近トレイルレースを走る機会が増えてきたが、そんなときに太ももの筋肉が恐ろしく衰えていることを実感。これはいけないと、坂道をしっかり走ることをこの夏の課題に設定した。

とはいえ奥武蔵の強烈な上り坂ではさすがに歩きを入れてしまうところがあったが、上り坂を見てうんざりする気持ちが少しは収まってくれたのが収穫だった。

レース後は総合公園体育館内の温水シャワーが待っているはずだったが、これがすごい行列。シャワーは早々に諦めて、大会バスに飛び乗りJR毛呂駅へむかう。うちへ帰ってからゆっくりとシャワーをあびることにしよう。

このレースの楽しみはエイドステーションと、コース上で全ランナーとすれ違うことができる設定。
多くのランナーが癖になり、ついつい集まってしまう理由が十分理解できる。
私もその仲間になってしまいそう。