2011年1月8日 トレイルラン大辺路ウエスト 32km
3つの峠のうちひとつめを越えたばかりなのに、もう他のランナーは見えなくなってしまった。
すさみの街から最後の峠に向かう快適路。しかし、この後とんでもないことが。。。
JR紀伊本線「紀伊富田駅」下車。2kmほど歩いた草堂寺駐車場がスタート会場。会場といっても参加者は20名ほどの実にアットホームな大会。ここから地図を見ながらオフロード、オンロードを繰り返し、3つの峠を越えて見老津(みろづ)駅へ向かう約32kmのレース。
先週(元旦)玉川上水フルマラソンを走ったばかりなので、今日はゆっくりペースで行こうと決めていたこともあり、ひとつめの峠(富田坂)を越えたところで既に周りにランナーがいなくなってしまった。安居で渡し船に乗るのがこのレースならではのポイント。ひとりで走っていたことが幸いしてゆったりと乗船。
しかし船を降りるとすぐに強烈な登り(仏坂)。短い割に体力の消耗が激しい二つ目の峠を越えると、ここからすさみ駅まで結構長いオンロード。すさみ駅は意外ときれい(失礼)。トイレと着替え&食事を済ませていると、後ろから3人のランナーが到着。どうやら最後方ではなかったようだ。
ここからしばらくはオンロード、オフロードの繰り返し。アップダウンも少ないので淡々と距離をかせぐ。そして最後の峠は長井坂。ちょっともがいて登りきると、比較的平坦で快適なトレイルが待っていた。ここからゴールまでは一気にいけそうだ。と調子に乗って走り始めたが、そこに落とし穴が待っていた。木の根っこにつまづいて一回転。ここまではときどきあるのだが、今回は転がった先に立木が。。。顔面から激突したため、メガネがぐにゃぐにゃになってしまった。度の強いメガネがゆがむと、もはや足もとも定かでないほど視点が定まらなくなってしまう。手で一生懸命もとに戻そうとしたが、走るのはちょっと苦しい。遭難した登山者のようにやっとの想いでゴールにたどり着いたときは、久々にほっとした。
レース自体は変化に富んだコースで結構面白いものと言えるが、この転倒でトレイルレースがちょっと怖くなってきた。しばらくトレイル参加は見合わせようか?
09:00 草堂寺(スタート)
富田坂
10:40 安居の渡し
仏坂
11:37 地主神社(舗装路)
12:10 すさみ駅
長井坂(ここで転倒)
14:16 見老津駅(ゴール)