2003.05.03
国内マラソンならばレースエントリーさえできていれば後はどうにでもなるのだが、海外マラソンとなるとそれだけではいけない。ケプラーチャレンジのとき経験したように、その国が観光シーズンで、かつ航空便の便数が少ないときなどは、ちゃんとレース会場までたどり着けるかが重要なポイントになる。この年は長期休暇が取れるのでレース後も東欧を旅しようとJTBのヨーロッパ旅行相談コーナーへTEL。
2003.05.04
インターネットを使って大会エントリーに挑戦。
使用言語英語を選択したのに、ところどころドイツ語で質問してくるところがある。ドイツ語の辞書を持っていてよかった。海外マラソンのホームページを見ているとよくあるのが、カードによる参加費振込み。今回もそうだった。ちょっと怖かったが、マスターカードの番号を入力すると、仮登録終了の画面が出てきた。「Confirmation No.」がついているので、これでとりあえず終了なのだろう。しかし、何となく不安である。このナンバーだけ持ってスイスに行けば走れるのだろうか?それとも何か送られてくるのだろうか?
2003.05.30
マラソンの資料がちゃんと送られてきた。
「ドイツ語かっ!」と心配したが、幸い英語のページもあり、辞書を片手に何とか全体像を把握することができた。まず驚いたのが自宅最寄り駅から会場となるダヴォスまでの往復鉄道切符が同封されていたこと。私の場合はチューリッヒ-ダヴォス往復が無料になる。この間の切符手配はJTBに頼んでいたが、その料金は10400円。レースの参加費は消費税込みで77.5ユーロ。1ユーロ140円として10850円。ということはこれだけで元がとれてしまう。何と言うお得なレース!
おまけに観光地として有名なサンモリッツまでの(ダヴォスからの)往復券も入っていた。
肝心のレースについては、着替え運搬法やエイド位置などが確認できたが、ちょっと気になるのが制限時間。
29.5km 3時間40分
39.2km 5時間
47.0km 6時間30分
52.9km 7時間40分
64.0km 10時間
78.5km 12時間
山に入る40km以降は別にしても、先日の「えびすだいこく」での40km通過タイムは4時間36分。もちろん脚切りされることは無いだろうが、それほど余裕がないという状況だ。前半では立ち止まって写真など撮っていたら、最後方に置かれてしまう可能性もある。しかし、まあそのときはそのときと割り切って望むしかないだろう。
さてレースまで約2ヶ月の間体調を整えていかなければならないが、山岳レースを意識しすぎて行き過ぎたトレーニングは禁物だ。同じ状況で「ケプラーチャレンジ」に望んだ2002年は、山岳トレーニングで脚に負荷がかかり、ふくらはぎを痛めたままレースに臨むという最悪の結果になってしまった。今回は山岳トレーニングは特に計画していない。平地をコンスタントに走っていれば、スイスの山も一発勝負で何とかなるだろう。
2002.07.21
あっと言う間に7月24日、出発の日が目前に迫ってしまった。
5月30日に本編をアップしてから、しまなみ100kmを苦しみながら完走。その後、故障につながる無理なトレーニングは避けようと気にしすぎたためか、逆に体が思いっきりゆるんでしまった。
もう一ヶ月以上レースからは遠ざかり、40kmを過ぎてようやく山岳ランに入るスイスアルペンの恐ろしさがじわじわと沸き起こってきた。やっぱり、海外マラソンはあまり気を使わなくてもよいフルマラソンにした方が無難だ。とケプラーチャレンジのとき考えたことと全く同じことを考えてしまったが、たぶん次の海外マラソンを計画するときにはこの教訓をすっかり忘れ、また同じことを考えてしまうのだろう。。。
レース編へ続く